感覚を言葉にする力=“感性の言語化”を育てるには?


目次

そもそも「感覚」と「感情」どう違うの?

よく「感情に向き合う」って言いますよね。
でも実は、

感覚と感情はちょっと違うんです。


感情は、起こった出来事に対して湧き上がる「反応」。
 たとえば、悲しい・うれしい・腹が立つ・不安…など。

感覚は、そのもっと奥にある「感受」。
 “風が気持ちいい” “この空間、なんか落ち着く” “この人といると安心する”
 そんなふうに、五感を通して感じるいわゆる“わたしの本音”のこと。


つまり、
感情は「表面的な波」だとしたら、
感覚は「海の深さ」みたいなもの。

感情が“心の動き”なら、
感覚は“わたしの本質”
 なんです。

一体、どうやって感覚を育てるの?


でも、一体どうやって感覚を育てるの?って疑問になりますよね。

私たちはこれまで「思考」ばかりを優先して生きてきたから、
感覚を感じることにブレーキをかけてきたんです。

「こんなこと感じちゃいけない」
「考えたほうが正しい」
「感覚なんて曖昧で頼りにならない」

そんなふうに、自分の“感じる力”をどこかで封印してきた。


でも

本当の意味で「自分を生きる」って、
この感覚を取り戻すこと。

そして、それを

言葉に変えられるようになることなんです。


言葉にしていく力=感性の言語化を育む

感覚を感じて、
「なぜそう感じたのか?」
「わたしにとって、それはどういう意味なのか?」

を言葉にしていく力。


たとえば、
「この空間、なんか心地いい」
という感覚を言葉にしてみると──

「自然光が入る明るさが好き」
「木のぬくもりがあると安心する」
「自分を包み込むような静けさが落ち着く」

そうやって言葉にすることで、
自分が大切にしたい“価値観”が見えてくる


この“感性の言語化”を育てるには、
いくつかのステップがあります

① まず「感じる練習」をする(五感で世界を味わう)
② 感じたことを「ジャッジせず受けとめる」
③ それを「なぜそう感じたのか?」と問いに変える
④ 浮かんだ言葉を「ノートに書き出す」
⑤ そして、それを“他者に伝える”

このサイクルを繰り返すと、
感覚と思考が自然に繋がり、
“自分の中にある本音”がどんどんクリアになっていきます。

言葉にできるようになると人にも伝わるようになる


カードコーチングでは、このプロセスを50枚の絵を通して実践していきます。

目で見て、感じて、言葉にして。
それを繰り返すうちに、
「自分の中にあった答え」がスッと浮かんでくるんです。


感覚を感じるだけじゃなく、
言葉にできるようになると──
人にも伝わるようになります。

そしてそれが、
“自分にも、誰かにも寄り添える”力になるんです🌸


感性の言語化ができる人は現実を動かせる人。

だから今、
感覚を扱えるコーチ=感性コーチが求められています。

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